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小児がん拠点病院とは

小児がん連携拠点病院

国は「がん対策推進基本計画」で小児がんを重点的に取り組むべき課題の一つに位置づけ、小児がん患者と家族が安心して医療や支援を受けることができる環境を整備するため、2013年2月に全国15の「小児がん拠点病院」を指定しました。

近畿ブロックの小児がん拠点病院

  1. 京都府立医科大学附属病院
  2. 大阪市立総合医療センター
  3. 京都大学医学部附属病院
  4. 兵庫県立こども病院

小児がん連携病院とは

各地方ブロック内の小児がん医療において、質の高い医療及び患者支援をより多くの患者さんに提供できるよう、医師をはじめとする一定水準以上の専門の医療スタッフ、一定の医療設備を設けている医療機関に対して、当該地方ブロックの小児がん拠点病院から指定を受けた医療機関です。当院は大阪市立総合医療センターと連携し、近畿ブロックの小児がん連携病院に指定されています。

奈良県の小児がん連携病院

  1. 奈良県立医科大学附属病院
  2. 天理よろづ相談所病院

施設認定

当院は日本小児血液・がん専門医関連研修施設の認定を受けています。また、日本造血・免疫細胞療法学会により同種造血細胞移植の移植施設認定(カテゴリー2)を受けております。

小児センターについて

小児センター

学級イメージ 小児センターは2016年9月にE病棟7階に移転し全体で38床で運営しています(個室が26床でISOクラス6の無菌個室が4床)。小児医療の中核機関として、子どもに対する最適な高度専門医療の提供や、そのご家族等への様々なケアを心がけております。しかしながら、小児医療を取り巻く環境は多様化、複雑化しており、当院の小児科だけでは十分な対応が困難な場合もあります。

これらの課題に対して、小児外科、整形外科、心臓血管外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、形成外科、口腔外科、リハビリテーション科、医療技術センターなどの院内各診療科、各部門との協力体制の構築を行っております。複数の診療科に跨る小児疾患に対して、緊密な連携を行い、病気をもつ子どもだけでなく、その家族を支援し、信頼される医療体制を構築していきます。

院内学級について

学級イメージ 奈良県立医科大学附属病院内学級は、「長期療養中の児童・生徒に学習の機会を設け、学力の補充と情緒の安定を図る」ことを目的として、開設されました。

小学部は、橿原市立今井小学校の教員が担当し、通っていた学校の教科書や教材を使い、国語や算数を中心に学習を進めています。
中学部は、橿原市立大成中学校の教員が担当し、1年生から3年生までが勉強しています。

治療のために病室から出られない患児の場合は、教員が病室を訪問し授業を行っており、個人に合わせた学習ができるように配慮しています。また、退院が近づくと担当教員・担当医師・受け持ち看護師が参加し、原籍校の先生方とカンファレンスを行い退院後の学校生活に関して意見交換を行います(対面が難しい場合はウェブでのカンファレンスも行っています)。

詳細は、看護師を通じて院内学級の担当教員にご相談ください。